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| タイトル | [229]【広告コンプライアンス】違反リスク回避できなかったのか？「車両用クレベリン」「糖質カット炊飯器」の景表法措置命令 |
| 配信日時 | 2024年04月22日08時00分00秒 |
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おはようございます。 フィデスの久保京子です。 さて、本日のメルマガは、糖質カット炊飯機と「車両用クレベ リン」の景表法措置命令事案を取り上げました。 糖質カット炊飯機能表示に対しては昨年10月に続き２度目の 処分で、前回と合わせて８社に対して下されています。 「車両用クレベリン」の事案では、製造販売していたデンソー とその子会社に加えて、トヨタ系列やマツダ系列のカーディー ラー８社が一斉処分となっています。 クレベリンはもとより、空間除菌製品の表示に関する不実証 広告規制による措置命令は過去に多数出されており、いずれの 事案も、空間除菌効果表示の合理的根拠について消費者庁は 同じ見解を示しています。 昨今、同じテーマで複数社に対する処分事案が続いています。 国の法執行動向と、法規制について正しく理解できていれば、 違反リスクを回避できたのではないかと考えられます。 ご興味ある方は、ブログをご覧ください。 ◆FIDES 広告コンプライアンス 大幸薬品＆デンソー共同開発「車両用クレベリン」に 景表法措置命令。子会社、ディーラー含む10社一斉処分 （消費者庁 2024年3月19日） http://www.fides-cd.co.jp/mm/in.cgi?no=567 このメールは、消費生活アドバイザー（株）FIDESの久保京子が 執筆、お届けしています。 ご参考いただけると嬉しいです。 消費生活アドバイザーだからできること： http://www.fides-cd.co.jp/mm/in.cgi?no=426 ■□――――――― FIDESからお知らせ――――――――□■ 『フィデスの美・健広告法務オンライン講座』が、 （公財）東京都中小企業振興公社の 「新しい日常」対応型サービス創出支援事業活用事例に掲載 されました。 ＜紹介ページ＞ http://www.fides-cd.co.jp/mm/in.cgi?no=566 【『フィデスの美・健広告法務オンライン講座』受講受付中】 美容・健康系薬事商材広告のコンプライアンス管理実務を、 いつでもどこでも学べる動画学習サービスです。 http://www.fides-cd.co.jp/mm/in.cgi?no=538 ●化粧品・雑貨広告法規知識コース ●健康食品広告法規知識コース ●全講座受け放題 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■ FIDES 広告コンプライアンス Vol.579 ■□■ ≪http://compliance-ad.jp/≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2024/04/22 INDEX 【1】法違反情報（事例解説）： 10社一斉処分、「車両用クレベリン」の車室内「空間 除菌」効果表示に景表法措置命令。 違反リスクは回避できなかったのか 【2】法違反情報： 2度目の糖質カット炊飯器の景表法措置命令。 違反事業者4社中1社が国センの商品テスト銘柄 (消費者庁 2024年2月8日) ≪法改正・違反トピックス≫ ≪編集後記≫ ──────────────────────────── 【1】法違反情報（事例解説）： 10社一斉処分、「車両用クレベリン」の車室内「空間 除菌」効果表示に景表法措置命令。 違反リスクは回避できなかったのか ──────────────────────────── 「車両用クレベリン」に用いられていた二酸化塩素発生器は、 「クレベリン」シリーズの製造販売元である大幸薬品と、 デンソーが共同で開発したもの。 大幸薬品は2022年1月と4月にクレベリンシリーズ商品6商品に 対して措置命令を受けており、6億744万円の課徴金納付命令が 下されています。 なぜ、今回の処分を回避することができなかったのでしょうか。 今回問題となった車室内での「空間除菌」効果表示の合理的 根拠の考え方、処分対象が自動車販売会社8社にまで及んだ 理由、違反リスク回避の可能性を分析しました。 （会員限定コンテンツです。会員登録（無料）の上ご覧ください） http://www.fides-cd.co.jp/mm/in.cgi?no=568 ──────────────────────────── 【2】法違反情報： 2度目の糖質カット炊飯器の景表法措置命令。 違反事業者4社中1社が国センの商品テスト銘柄 (消費者庁 2024年2月8日) ──────────────────────────── 糖質カット炊飯器に重ねての景品表示法の処分です。 2月8日、消費者庁は糖質カット炊飯器の販売事業者４社に対し 商品の糖質カット炊飯機能表示について、景品表示法違反 （優良誤認）の措置命令を行ったと公表しました。 「通常の炊飯機能で炊飯した米飯と同様の炊き上がり」での 大幅な糖質低減率が得られることの合理的根拠は認められま せんでした。 糖質カット炊飯機能表示については、2023年10月に、別の販売 事業者４社に対して同様の内容で措置命令が消費者庁よりださ れています。 なお、今回処分を受けたAINXは、2023年3月に国民生活センター が実施した糖質カット炊飯器の商品テストにおいて、景表法上 問題となるおそれがあると指摘されていた銘柄でした。 処分の概要と、違反認定のポイント、国民生活センターの商品 テストとの関連性について確認します。 （続きはこちら） http://www.fides-cd.co.jp/mm/in.cgi?no=569 ──────────────────────────── 《法改正・違反トピックス》 ★不当景品類及び不当表示防止法施行規則の一部を改正する 内閣府令(案)等に関する意見募集の結果について （消費者庁 2024年4月18日） https://www.caa.go.jp/notice/entry/037455/ ★小林製薬社製の紅麹を含む食品に係る確認結果について （消費者庁 2024年4月5日） https://www.caa.go.jp/notice/entry/037308/ ★第1回「機能性表示食品を巡る検討会」の資料掲載について （消費者庁 2024年4月19日） https://www.caa.go.jp/notice/other/caution_001/review_meeting_001/meeting_001 ★ＪＮＴＬコンシューマーヘルス（株）が提供するリステリン の表示の問題について「要請書」を送付（景品表示法） （消費者支援機構関西 2024年4月1日） https://www.kc-s.or.jp/detail.php?n_id=10001338 ★（株）ふるさと産直村との協議を終了（景品表示法） （消費者支援ネット北海道 2024年4月2日） https://e-hocnet.info/news/%e6%a0%aa%e5%bc%8f%e4%bc%9a%e7%a4%be%e3%81%b5%e3%82%8b%e3%81%95%e3%81%a8%e7%94%a3%e7%9b%b4%e6%9d%91%e3%81%a8%e3%81%ae%e5%8d%94%e8%ad%b0%e3%82%92%e7%b5%82%e4%ba%86%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/ ★消費者支援群馬ひまわりの会とペッツファースト（株） との間の裁判上の和解について（消費者契約法） （消費者庁 2024年4月19日） https://www.caa.go.jp/notice/entry/037449/ ★埼玉消費者被害をなくす会と（株）PMKメディカルラボとの間 で差止請求に関する協議が調ったことについて（景品表示法）（ （消費者庁 2024年4月19日） https://www.caa.go.jp/notice/entry/037448/ ★“クチコミで利益侵害された” 医師らグーグルを集団提訴 （NHK 2024年4月18日） https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20240418/1050021024.html ★（株）ストロングハートにおける「栄養調整食品」の不適正 表示に対する措置について（関東農政局 2024年4月5日） https://www.maff.go.jp/kanto/press/syo_an/hyouji/240405.html ★昭産商事（株）におけるそうざいの不適正表示に対する措置 について（農林水産省 2024年4月12日） https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/240412.html ★（株）オカムラ食品工業における農産物漬物の不適正表示に 対する措置について（農林水産省 2024年4月19日） https://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/240419.html ★１匹数万円の「幻のカニ」と偽り販売容疑、祇園や高級料亭 との取引うたう水産会社役員ら逮捕（読売新聞 2024年4月4日） https://www.yomiuri.co.jp/national/20240404-OYT1T50144/ ★高級カニ偽装事件、間人ガニ示すタグを横流しした容疑で 女を書類送検…「15年前から」（読売新聞 2024年4月17日） https://www.yomiuri.co.jp/national/20240416-OYT1T50216/ ★鳴門わかめ産地偽装で有罪 卸売業者元代表、徳島 （産経新聞 2024年4月17日） https://www.sankei.com/article/20240417-WOOEZXSEKRJNFMLDSU6EPVNIBM/ ★中国産クエを「長崎産」と偽った罪で会社役員に有罪 社長らは無罪に（朝日新聞 2024年4月19日） https://www.asahi.com/articles/ASS4M31VGS4MPTIL00JM.html ──────────────────────────── ≪編集後記≫ 新年度になり、桜が咲いたな〜と思ったら、もうすぐＧＷですね！ 4月30日(火)〜5月2日(木)の3日間を休みにすると最大10連休も 可能な今年のGWですが、コロナ禍も落ち着き、皆さんどう過ご されるのか気になります。 アンケート調査によると、「自宅でゆっくり」派が64％でした。 私は、前半に上高地に出かけ、後半は趣味のバレエに勤しみ たいと思っています。 ◆2024年「GW」は大型連休！みんなの予定は？ 200人が選ぶGW過ごし方ランキングTOP５と予算はいくら？ （株式会社しんげん 2024年4月15日） https://weathernews.jp/sakura/ ＧＷを楽しめるように、お仕事頑張ります！ ──────────────────────────── ■『FIDES 広告コンプライアンス』いかがでしたか？ 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 今後も『消費生活アドバイザー』が消費者目線で読み解く、 広告コンプライアンス支援情報をタイムリーに提供して参ります。 ご感想・ご意見は、お気軽にお寄せください。 では、また次回、お会いしましょう！！ バックナンバー： https://www.fides-cd.co.jp/mm/backno.cgi?flag=2 旧バックナンバー： 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